CHAPTER 02 ── Where Generative AI stands
生成AIの現在地
生成AIは「質問に答えるチャット」から、「作業を実行する道具」へ進化しました。いま問われているのは何をAIに任せ、何を人が持つかです。
02-A
年表で見る、生成AIの進化
- 2017
Transformer発表
現在のLLMの土台になる仕組みが登場。
- 2022.11
ChatGPT公開
誰でも対話でAIを使える時代へ。
- 2023
GPT-4・マルチモーダル化
文章に加えて画像も理解できるAIへ。
- 2024
推論モデル・MCP
考えてから答えるAIと、外部ツール接続の共通規格が登場。
- 2025
AIエージェントの実用化
Claude Code・Codexなどが、作業そのものを実行し始める。
- NOW
業務プロセスへの組み込み
使い方より「任せる範囲の設計」が成果を分ける段階。
Chat
聞けば答える相談相手
Tool
指示すれば作る道具
Teammate
任せれば進める同僚
02-B
AIでできること、できないこと ── 3つのレイヤーで考える
LAYER 1
作業Task
AIに任せるAI
下書き・要約・翻訳・調査・データ整形・コード人の役割は「指示」と「検品」。
LAYER 2
意思決定Decision
AIは材料を出す人が決める
選択肢の洗い出し・比較表・リスク列挙・壁打ち決めるのは人。AIは判断材料をそろえる役。
LAYER 3
責任Accountability
AIには渡せない人が持つ
最終承認・顧客や社会への説明・結果の引き受けAIの出力を使った結果の責任は、使った人と組織にある。
LIMIT
事実を保証できない
もっともらしい誤り(ハルシネーション)が混ざる。
LIMIT
社内の暗黙知を知らない
前提や背景は、人が言葉にして渡す必要がある。
LIMIT
最新情報に弱い
検索と組み合わせないと、学習時点までの知識で答える。
LIMIT
責任を取れない
判断の結果を引き受けるのは、常に人。
WORK 02
担当業務を1つ選び、「作業/意思決定/責任」に分解して、AIに渡す範囲に線を引く。線を引いた理由を一言で添えること。
提出したら CHAPTER 03 へ